長女が4歳になり死を怖がって寝る前に泣くようになりました。このような時はどうしたら良いのか以下のポイントが気になったので調べてまとめてみました。
- ・本当のことを言うべき?安心させるために嘘をつくべき?
- ・精神的なストレスなどの可能性はある?
- ・どのように声をかけたら良い?
なぜ死を怖がるの?
子どもが『死』を怖がる理由には以下のようなものがあります。
・死に対して、痛いもの、苦しいもの、血が出るなどのイメージがあるから
・死んだらどうなるのかがわからないから
・死んだらもう大好きなママやパパ、きょうだい、お友だちに会えなくなるから
子どもが死を怖がるのは、精神的に健全に発達している証拠です。子どもが、死について理解し始めるのは、幼稚園から小学校の低学年くらいの時期とのこと。死ぬことを理解し、想像力を膨らませているから怖いと感じるようです。
死への不安を和らげる声かけのポイント
怖がらなくても大丈夫ということを伝える
幼児期は「死」というものを完全に理解できているわけではありません。死んだら痛い、苦しいなどの漠然としたイメージが創造力豊かな子どもの恐怖心を掻き立てています。まずは怖がらなくても大丈夫ということを伝えることが大切です。
死は平等に訪れるという事実は伝えた方が良い
子どもは大人の嘘を見抜きます。嘘をつくことで余計に不安になってしまう可能性が高いので、死はだれにでも訪れるという事実は伝えた方が良いようです。
「生き物は虫でも動物でも人間でもみんな死んでしまうけれど今すぐではない。」ということがわかるだけで、未知への漠然とした恐怖が和らぐようです。
どうしたら死なないかを一緒に考えてみる
その上で、どうしたら長く生きることができるのかを一緒に考えてみることも大切とのこと。事故や災害、病気など身近な死の原因について話し合うことで、危機管理能力を養うことができます。
死ぬのが怖いと考えるのは変なことじゃないと伝える
子どもでも”自分だけ変なのかな”ということを不安に思う気持ちはあります。「大人でも子どもでも死が怖くない人なんていない、みんな死ぬことは怖いんだよ」と伝えることも、子どもを安心させる声かけとして有効です。
うちではこう実践した
上記のポイントを踏まえてうちでは娘と一緒にディズニーの『リメンバーミー』を見ました。
死は誰にでも平等に訪れる、ママの方が娘より先に死んでしまう可能性が高いという事実を伝えた上で、「でも娘がママのことを忘れなければ、目には見えなくてもいつも側で見守っていることができるんじゃないかな〜」と物語になぞらえて伝えてみました。
うちの娘は『死ぬ=ママと会えない』がいちばん不安だったようで、このように伝えたことでだいぶ安心してくれました。
子どもが死を怖がった時は命の大切さを教える良い機会
死を怖がるということは、「死」というものに興味を持っている証拠。親のスタンスとしては、あまり心配しすぎずに命の大切さを教える良い機会と捉えるのが良いのではないでしょうか。
一緒に植物などを育てて「お世話しないと枯れたり虫に食べられちゃったりするよね。でも、一生懸命お世話して危険から守ってあげればちゃんと生きられるよね」ということを体験させてあげることで、漠然とした死への恐怖も和らぐと思います。
今回調べてみて、命は平等に1つしかない死んだらもとには戻らないと知ることは、まわりの人や物を大切にする優しい心を育てる上でとても大切なことだと思いました。