ジャムや調味料の瓶の蓋が開かなくて困ったことはありませんか?使いたい時になかなか開かないとイライラしてしまいますよね。
しかし、瓶の蓋が開かない理由とコツを掴めば、力がない子どもでも簡単に開けられるようになるんです。
そこで、今回は、私が試した中で簡単かつ効果的だった3つの方法をご紹介します。今すでに開かなくて困っている方もいると思いますので、方法を先にご紹介して、開かない理由についてもまとめてみました。
間にスプーンを差し込んで空気を入れる
瓶の方にスプーンの腹を向けて、瓶と蓋の間に差し込み、手前に軽く引いてから、瓶の蓋を開けてみてください。簡単に開けることができます。瓶の蓋が開かない主な原因は、瓶の中が真空状態になっていることなので、8割はこの方法で開けることができます。「ペコッ」と鳴る音が空気が入った合図です。
瓶を逆さまにして底を叩く
この方法は、警視庁災害対策課推奨の瓶の開け方です。2018年5月31日に警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)がつぶやいた方法で、道具は何も使いません。瓶を逆さまに立てて、底を手のひらで軽く叩くだけです。あとは、ひっくり返して蓋を捻ってみてください。驚くほど簡単に瓶の蓋が開きます。
警視庁によるとこの現象は「瓶の底を叩くと振動が与えられ、それによって瓶とふたの間に空気が入り、あけやすくなるため」とのこと。道具も力も使わないので、災害など緊急の時に有効だそうです。
瓶を温める
おそらく、上の2つの方法を試せば瓶の蓋は開くと思いますが、それでもダメな場合はこの方法も効果的です。鍋にお湯を沸かして、そのなかに瓶を入れて数分熱します。そうすることで、瓶のふたが膨張し空きやすくなります。この方法を試す場合は、やけどには十分お気を付け下さい。
なぜ瓶の蓋が開かなくなるのか
そもそも、瓶詰めというのは長期間食品を保存する方法です。煮沸消毒した瓶で、腐敗の原因となる瓶内の空気を抜いて真空状態にすることで、瓶詰めは常温での長期保存が可能となります。
瓶の蓋が開かなくなる主な原因に気圧の変化があります。新品の瓶詰めは、瓶の中が低圧状態になっています。一度開けた瓶も、冷蔵庫で長期間保存すると瓶の中の空気が冷え、容器内の気圧が下がっていきます。その結果、外気圧にフタが押されて開きにくくなってしまうのです。
冷蔵庫内で保存していた瓶の場合は、蓋自体が収縮してキツくなってしまう場合もあるようです。